アメリカでの戦いを終えて
まず凄く壁を感じた。
スキル、ハート、ボールへの執着心。
何もかもが日本より、俺よりも遥かに上だった。
これは世界に行って肌で感じた事の一つ。
日本で戦ってきた事、練習してきた事の緩さを痛感させられた。
アメリカはスキルも勝とうとするハートの強さも持ってる。
俺はスキルもハートまだまだ足りてない。
予選リーグを終えてHotelに戻り日本人が、俺自身がアメリカで戦えるには?って何時間も同じ事を考えてた。
25年間日本で育ち、バスケットを始めた時からアメリカで戦ってみたい。
そー常に考えイメージしチャンスを待ってた。
今回やっとそのチャンスがきた。
通用する所もあったけれど外国人に比べたらそれは小さくまだ甘いスキルだった。
あのタフさ、スキルを目の当たりにして凄くワクワクもしたし、悔しい気持ちもした。
これはきっと、今までもこれからも俺のバスケットボール人生で最高の経験と世界と戦う為の大きな財産になった。
世界は広い。
勝つためにみんな必死なんだと。
もちろんバスケもそう。
プライベートだって皆んな糞必死。
ホームレスだって自分の特技で必死に物売ったり、自分の声でパフォーマンスで沢山歩いてる人達をどーにか引きつけようと必死。
繁華街、観光地なんて行けばそんなの当たり前。
汚い事するやつもザラにいるよ。
拳銃で撃たれる事も全然あり得る。
日本がすげー幸せな国なんだって思ったよ。
ここからは俺のバスケから離れた出来事も書くぜ。
何も隠さない。
皆は目の前にあった物がたかが1時間目を離したらなくなってた事はある?
なんなら車の中とかね。
俺らは試合が終わり、車の中、トランクでそれぞれ着替えを済ませた。
撮影する為に、荷物、貴重品、パスポート、カメラ。ほとんどの人がトランクに荷物を入れて出かけた。
1時間か1時間半くらいかな?
一本の知らせが来た。
「車上荒らし」
俺は頭が真っ白になった
俺はその前日にも試合中財布から誰かにドル札だけ抜かれてたからね。尚更。
いやー流石に嘘でしょ?って思ったよ。
だってアメリカは皆前から車止めるし、交通量多いしって。
でも一応皆で車に戻った。
外見?見た目じゃ全然わからない。
ガラスが割れてるわけじゃない。
壊れてる部分なんて見た目じゃ本当わからないくらい。
んだよ!嘘かよ。ってホッとしたよ。
いやでも鍵を開けて貰うと、あった物がほぼ全て盗まれてた。
バックパック、カメラ、パスポート。
必要な物が全て盗まれてた。
こんな事って本当にあるんだって頭が真っ白だったよ。
そこらへん探し周ってもない。
試合も負けて盗まれてって人生最大で最低のメンタルだったね。
日本じゃあり得ない事が当たり前なんだなって思ったよ。
銃だって誰が持ってるかなんてわかんねーからな。
俺は今そんな街に居るんだなって、すげー痛感させられた。
日本じゃあり得ない事がアメリカじゃ普通レベル。
間違いなく平和ボケよ。
バスケもそう。
プライベート、私生活危機感なさすぎるなって思ったね。
アメリカじゃバスケに限らず皆必死に生きてるんだなと。
バスケやってるやつもそう!
勝つ為にすげー必死だよ。
だからあんなタフさが生まれたり貪欲になったり、執着心が生まれるんだなって思ったね。
こーしてる今も世界は戦ってるんだなと。
Los Angelesに来なきゃ味わえない事を経験出来た。
常に危機感、戦う準備してかないとね。
俺は必ずまた取り返しに行くぜ。
待ってろLos Angeles!
TEAM SBM JAPAN #34
DAIKI